劇場版カードキャプターさくらとは †
「劇場版カードキャプターさくら」とは、1999年に公開された、CCさくら劇場版の記念すべき第1作目である。時系列としては、テレビアニメ版の第1期と第2期の間にあたり、さくら達は小学四年生で冬休みに入っている。
あらすじ †
さくら達は冬休み。何も予定が無いさくらと知世だったが、雑貨屋ツイン・ベルで行われたくじ引きでさくらは特等の香港旅行を当てる。都合の悪い父の藤隆の代わりに雪兎を誘い、桃矢、知世と共にさくらは香港へ旅立つ。香港が故郷である小狼と苺鈴と再会したさくらは喜ぶが、謎の魔道士の夢を見るようになり…。
水は、流れゆくものですよ________
概要 †
1999年8月21日(土) 全国松竹洋画系にて公開された*1。主題歌は「遠いこの街で」*2。上映時間は1時間22分である。観客動員数は50万人以上。第4回アニメーション神戸作品賞劇場部門を受賞した。
以下、詳細を列挙する。
- 映画ポスターの絵は髙橋久美子氏の書き下ろしによる。前売り券特典ポスターはCLAMP書き下ろしである。
- 当時コミックの帯に映画割引券がついており、当日窓口に持参すると一般・大・高校生は200円、中学生・小人(3歳以上)は100円引きになった。
- 帯とは別に「特別優待割引券」も存在する。割引は同額。
- 前売り券(特別鑑賞券)は種別ごとに3種類ある。いずれも絵柄は同じ。一般1,600円。
- 劇場では公開2週目から入場者にポストカードが配られた。また、小学生以下の入場者にはケロちゃんうちわが配布された。
- 本映画のロケハンは1997年初め、香港返還前に行われた。劇場版の構想はアニメ版が始まった頃からあった。
作中 †
- B747-400型機
- 劇中のホテルは香港のリージェントホテルをイメージしている。当初ホテル室内のベッドカバーの色はグリーンになる予定だった。
- 飲茶屋は当時スタッフがロケハン時に実際に使用した店の雰囲気を用いている。
リバイバル上映 †
2017年1月21日よりリバイバル上映が行われている*3。上映館は全国9館*4。配給会社は松竹からワーナーに変更になっており、併映作品もなく単独上映である。以下、詳細を列挙する。
- リバイバル上映は当初2週間程度とされ、2月3日に名古屋と川崎で上映が終了した。
- 前売り(ムビチケ)は通常版とコミケ91限定版がある。通常版は特典としてポストカード、限定版はムビチケカードがメッセージカードに納められている。
- 入場者には先着でメインキャストのコメントとプリントサインが掲載されたリーフレットが配られた。
- 上映映像はHDリマスター映像で、配給元が変わったことから前後にワーナー・ブラザーズのロゴ、スタッフロール終了後に 「リバイバル上映 配給 ワーナー・ブラザーズ映画」が挿入される。
- 公開初日である2017年1月21日(土)の新宿ピカデリーでの上映に於いて舞台挨拶が行われ、木之本桜役の丹下桜、大道寺知世役の岩男潤子が登壇した(9:00の回上映終了後及び 11:30の回上映前)
音楽 †
主題歌 †
- 遠いこの街で
作詞/作曲:皆谷尚美、編曲:鳥山雄司、歌:皆谷尚美
BGM †
BGMについては、楽曲・主題歌を参照のこと。
スタッフ †
- 原作:CLAMP
- 監督:浅香守生
- キャラクターデザイン:高橋久美子
- 脚本:大川七瀬
- ゲストキャラクターデザイン/コスチュームデザイン:CLAMP
- 作画監督:桜井邦彦、高橋久美子、うえだひとし
- 美術監督:針生勝文
- 色彩設計:勝沼まどか
- 撮影監督:白井久男
- 音楽:根岸貴幸
- 音響監督:三間雅文
- プロデューサー:池口和彦、小野達矢
- アニメーション制作:マッドハウス
- 製作:バンダイビジュアル、シェルティ、マッドハウス