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劇場版カードキャプターさくら をテンプレートにして作成
開始行:
*劇場版カードキャプターさくらとは [#i0d43273]
「劇場版カードキャプターさくら」とは、1999年に公開された...
*あらすじ [#ocd2f379]
さくら達は冬休み。何も予定が無いさくらと知世だったが、雑...
#br
'''''水は、流れゆくものですよ________'''''
*概要 [#m7c71704]
1999年8月21日(土) 全国松竹洋画系にて公開された((同時上映...
以下、詳細を列挙する。
-映画ポスターの絵は髙橋久美子氏の書き下ろしによる。前売り...
-当時コミックの帯に映画割引券がついており、当日窓口に持参...
-帯とは別に「特別優待割引券」も存在する。割引は同額。
-前売り券(特別鑑賞券)は種別ごとに3種類ある。いずれも絵柄...
-劇場では公開2週目から入場者にポストカードが配られた。ま...
-本映画のロケハンは1997年初め、香港返還前に行われた。劇場...
**作中 [#je978eed]
-B747-400型機
-劇中のホテルは香港のリージェントホテルをイメージしている...
-ホテル室内の調度品のモデルは、インターコンチネンタルグラ...
-飲茶屋は当時スタッフがロケハン時に実際に使用した店の雰囲...
-バードストリートは、バードガーデンに移設。跡地にはランガ...
-[[魔道士]]の間のモデルは、九龍城砦。
**使用されたカード [#j3d2237f]
-ジャンプ
-フライ
-フリーズ(小狼)
-ストーム(小狼)
-ソード
-アロー
**リバイバル上映 [#i1f20d75]
2017年1月21日よりリバイバル上映が行われている((「なかよし...
-リバイバル上映は当初2週間程度とされ、2月3日に名古屋と川...
-前売り(ムビチケ)は通常版とコミケ91限定版がある。通常版は...
-入場者には先着でメインキャストのコメントとプリントサイン...
#ref(./rivival.png,right,around,50%);
-上映映像はHDリマスター映像で、配給元が変わったことから前...
-公開初日である2017年1月21日(土)の新宿ピカデリーでの上映...
#clear
**地上波放送 [#ya4bd6d7]
-2017年5月5日深夜 NHKBSプレミアムにてニッポンアニメ100上...
*音楽 [#w1b19e89]
**主題歌 [#g88b8e6f]
-遠いこの街で~
作詞/作曲:皆谷尚美、編曲:鳥山雄司、歌:皆谷尚美
**BGM [#jb4fae50]
BGMについては、[[楽曲・主題歌]]を参照のこと。
*スタッフ [#sf34fcab]
-原作:CLAMP
-監督:浅香守生
-キャラクターデザイン:高橋久美子
-脚本:大川七瀬
-ゲストキャラクターデザイン/コスチュームデザイン:CLAMP
-作画監督:桜井邦彦、高橋久美子、うえだひとし
-美術監督:針生勝文
-色彩設計:勝沼まどか
-撮影監督:白井久男
-音楽:根岸貴幸
-音響監督:三間雅文
-プロデューサー:池口和彦、小野達矢
-アニメーション制作:マッドハウス
-製作:バンダイビジュアル、シェルティ、マッドハウス
#br
*フルスクリプト [#c740154a]
&br;♪
&br;ケルベロス「きよるでさくら!」
&br;さくら「えっ」
&br;知世・苺鈴「あっ」
&br;さくら「ほえーーーーっ!」
&br;さくら「あっ」
&br;ケルベロス「まずい!」
&br;小狼「雷帝招来!」
&br;さくら「ありがとう李くん」
&br;小狼「よそ見をするな!」
&br;ケルベロス「今や!」
&br;さくら「うん」
&br;♪さくらのテーマII
&br;さくら「風よ、戒めの鎖となれ。ウインディー!」
&br;さくら「ジャンプ!」
&br;さくら「汝のあるべき姿に戻れ!クロウカード!」
&br;苺鈴「むーっ!もうすこしで小狼がカードとるとこだった...
&br;知世「かわいいですわ、さくらちゃん」
&br;ケルベロス「よっしゃーようやったで。さすがはわいが見...
&br;さくら「えへ」
&br;
&br;♪序曲
&br;タイトル:劇場版カードキャプターさくら
&br;
&br;♪水的誘惑
&br;さくら「ここ…どこだろう……水…」
&br;さくら「あれ…苦しくないよ…」
&br;クロウリード「水は、流れゆく、ものですよ」
&br;クロウリード「水は、流れゆく、ものですよ」
&br;さくら「ん、んん…夢かぁ…」
&br;ケルベロス「んん…」
&br;
&br;寺田良幸「西村」
&br;西村「はい」
&br;寺田良幸「小林」
&br;小林「はい」
&br;寺田良幸「よくがんばったな」
&br;寺田良幸「近藤」
&br;近藤「はーい」
&br;寺田良幸「次は、もうちょっとがんばろうな」
&br;寺田良幸「清水」
&br;(清水「はい」)
&br;さくら「はぁー」
&br;知世「いかかでした?」
&br;さくら「大丈夫だったー算数落ちてるかもって思ったけど」
&br;(寺田良幸「瀬川」)
&br;(瀬川「はい」)
&br;知世「よかったですわね」
&br;寺田良幸「大道寺」
&br;知世「はい」
&br;(寺田良幸「野村」)
&br;(野村「はい」)
&br;さくら「ん?」
&br;さくら「李くんも心配なの?」
&br;小狼「べ、べつに…!」
&br;苺鈴「大丈夫、私がついてるから」
&br;苺鈴「あ、わかった!おばさまにみせるのがいやなんでし...
&br;小狼「ち、ちがう」
&br;さくら「あ、ともよちゃん、どうだった?」
&br;知世「一学期と同じでしたわ」
&br;さくら「それって、すごくいいってことだよね」
&br;寺田良幸「李小狼、李苺鈴」
&br;苺鈴「はーい!」
&br;♪担心的通信本
&br;知世「苺鈴ちゃん、自信満々ですわね」
&br;さくら「うん。ね、知世ちゃんは冬休みどっかいくの?」
&br;苺鈴「なんでー!どうして満点じゃないのー!」
&br;寺田良幸「んー…香港から来たばかりだから国語がちょっと...
&br;苺鈴「むー…」
&br;小狼「はぁ…よかった。これなら見せても…お」
&br;さくら「んぁ、えへへ(引き笑い)」
&br;
&br;さくら「でもさすがともよちゃんだよねー」
&br;知世「いいえ、そんなことありませんわ」
&br;さくら「んーん」
&br;さくら「えっとー…うーん…」
&br;知世「んふ」
&br;
&br;松本真樹「ありがとうございます」
&br;松本真樹「それ、冬休みの宿題用?」
&br;さくら「はい!」
&br;松本真樹「そうだ、じゃーん引いてみて」
&br;さくら「ほえ?」
&br;松本真樹「今、友枝商店街でやってる歳末企画なの。特賞...
&br;さくら「わぁ!」
&br;知世「さくらちゃんがんばってください」
&br;さくら「うん」
&br;松本真樹「友枝小学校の子たちもたくさん引いたんだけど...
&br;さくら「ほえ?…あれ?…あれ……ほえ?」
&br;松本真樹「何色だった?」
&br;さくら「わたしも、参加賞ですね」
&br;松本真樹「うーん…えーとー…」
&br;松本「と…」
&br;知世「と…」
&br;さくら「と?」
&br;ケルベロス「とくしょーー!?」
&br;さくら「じゃーん!」
&br;♪
&br;ケルベロス「こりゃすごいやないかー!」
&br;ケルベロス「へぇ~海外旅行!冬休みやしちょうどええや...
&br;さくら「そうなの!わたし外国初めてだよ」
&br;ケルベロス「ほう、香港かぁ!なつかしなぁ!」
&br;さくら「ケロちゃん香港行ったことあるの」
&br;ケルベロス「ちょっとのあいだやけど、クロウといっしょ...
&br;さくら「ふぅん、じゃあ、このクロウカードたちも香港行...
&br;ケルベロス「そのカードらは魔術師クロウ・リードが作っ...
&br;さくら「へぇ~、香港、どんなとこかなぁ」
&br;ケルベロス「まかしとき!わいがええとこ案内したるさか...
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「ん、まてよ…」
&br;さくら「ん?どうしたの?」
&br;ケルベロス「たしかこの冬休み、お父さん出張やなかった...
&br;さくら「そういえば…」
&br;さくら・ケロ「はぁ……」
&br;藤隆「行っておいで」
&br;さくら「いいの?」
&br;藤隆「うん、せっかく特賞が当たったんだし、ぼくは行け...
&br;さくら「あ、でもお兄ちゃんバイト…」
&br;桃矢「当番5回」
&br;さくら「んん…え、でもいいんだ!」
&br;藤隆「じゃああと知世さんと、ぼくの代わりに月城君はど...
&br;さくら「は…ぁ…」
&br;桃矢「大丈夫だと思うけど。あいつ、特に予定ないって言...
&br;さくら(うわぁ!やったぁ!)
&br;♪突然,至香港!
&br;さくら「うわぁ!わたし飛行機乗るの初めて!…ほえ?」
&br;さくら「ビデオ持ってきたの」
&br;知世「ええ、さくらちゃん香港旅行の巻、こんなすばらし...
&br;知世「もちろん、撮影用のお洋服も持ってきましたの!香...
&br;さくら「はうー…」
&br;桃矢「おーい、搭乗時間だぞ」
&br;さくら・知世「はーい!」
&br;桃矢「おい、飛行機は靴脱いで乗るんだぞ」
&br;さくら「えっ、そうなの?」
&br;桃矢「うん」
&br;CA「お客様、どうぞそのままで」
&br;さくら「ほえ?」
&br;さくら「おにいちゃん!」
&br;桃矢「へっ」
&br;さくら「むううぅ…」
&br;ケルベロス「ぶわぁ…くるしぃ…なぁさくらまだつかへんの...
&br;さくら「もうちょっと我慢して!」
&br;ケルベロス「そやけど…」
&br;雪兎「さくらちゃん」
&br;ケルベロス「むぐぅ!」
&br;雪兎「さそってくれてありがとう、僕、海外いくの初めて...
&br;さくら「うわぁ…!はい!」
&br;BELLMAN「Have a nice stay」
&br;さくら「うわぁ!」
&br;ケルベロス「むぐぅ」
&br;ケルベロス「さぐらぁぁぁ…」
&br;さくら「あっ!ごめんなさい」
&br;ケルベロス「わいのことかんっぜんに忘れとったやろ」
&br;さくら「えへへ…」
&br;ケルベロス「えへへあるかい!…ったく…ま、今日のところ...
&br;さくら「へ?」
&br;ケルベロス「どこ?」
&br;さくら「はうー…」
&br;知世「香港ですわ」
&br;ケルベロス「これが…?香港!?」
&br;♪春宵情歌
&br;さくら「香港島ってすっごく近いんだね!」
&br;桃矢「ああ、これに乗ってるのも5分くらいだからな」
&br;さくら「ふぅん」
&br;桃矢「おい、あんまり乗り出してっとサメに食われちまう...
&br;さくら「え?サメさんがいるの?」
&br;桃矢「ガイドブックに載ってた」
&br;さくら「ほえーっ」
&br;さくら「あっ!」
&br;桃矢「サメか?」
&br;さくら「うわぁー!」
&br;さくら「カモメさんカモメさんカモメさんカモメさーん!」
&br;雪兎「さくらちゃん、今日も元気だね」
&br;さくら「あの、わたし、ふね好きなんです」
&br;雪兎「ははは、ぼくもだよ」
&br;知世「さくらちゃん、いい感じですわぁ」
&br;ケルベロス「あとでわいも撮ってや」
&br;知世「はい」
&br;♪
&br;ケルベロス「ほんまにかわってしもうたなぁ」
&br;さくら「ケロちゃんが香港にいたのってものすごーく昔の...
&br;ケルベロス「けど、気配は変わってない。昔とおんなじ魔...
&br;ケルベロス「それに…」
&br;さくら・知世「あぁ?」
&br;ケルベロス「くいもんがうまい」
&br;さくら「あーっ!ケロちゃん!」
&br;知世「どうかしました?」
&br;ケルベロス「ん-?くじ運のよさそうやないさくらが特賞...
&br;さくら「なんですって!」
&br;ケルベロス「まぁ聞け」
&br;ケルベロス「世の中に偶然はないっちゅうのがクロウの持...
&br;ケルベロス「なんてな!わいとしたことが香港の気にあて...
&br;
&br;♪水的誘惑
&br;さくら「また、だ…」
&br;さくら「あっ」
&br;さくら「だれ?…」
&br;さくら「ん…また、あの夢…だれなんだろう」
&br;
&br;雪兎「それと、それを4つと、これも4つ。あとこっちのと...
&br;さくら・知世「ほえーっ」
&br;雪兎「とりあえず」
&br;雪兎「じゃ、食べよっか」
&br;さくら・知世「は、はい」
&br;さくら「ともよちゃん、半分づつにしない?」
&br;知世「ええ」
&br;ケルベロス「あ?」
&br;さくら「ケロ…!んぐっ」
&br;桃矢「ケロ?」
&br;♪食通先生桜
&br;さくら「んーん、やっぱり別のにしようっと」
&br;桃矢「カエルの足でもはいってたのか?」
&br;さくら「んーん、なんでもないの…どれにしようかな…」
&br;桃矢「今、戻したのくれ」
&br;さくら「えっ…同じの近くにあるでしょ、別にどっちだって」
&br;桃矢「それがいい」
&br;ケルベロス「お、おおおおい…」
&br;さくら「でも…」
&br;桃矢「そーれーがーいーい」
&br;さくら「えい…ほ…」
&br;桃矢「はやくよこせ」
&br;さくら「あ、はい」
&br;ケルベロス「ほほほほ…」
&br;さくら「はああ!やっぱりわたし食べる!」
&br;さくら「見てみて!美味しそうだよねー」
&br;知世「ほんとですわー!」
&br;さくら「お兄ちゃん、ごめんね」
&br;雪兎「とうや」
&br;ケルベロス「ああっ」
&br;桃矢「はぁ、これ食ったら、次はバードストリートに行く...
&br;さくら「バードストリート?」
&br;雪兎「鳥さんたちが、いっぱいいるところだよ」
&br;さくら「わぁ!」
&br;
&br;さくら「すっごーい!とりかごがいっぱい!」
&br;雪兎「香港の人は鳥が好きで、自分の自慢の鳥をかごに入...
&br;さくら「そうなんですか」
&br;知世「わあ~」
&br;ケルベロス「バードストリートかー」
&br;知世「ご存じですの?」
&br;ケルベロス「このへんは昔とかわってへんみたいやなぁ」
&br;知世「あっ」
&br;ケルベロス「んあ?」
&br;さくら「かーわいいー」
&br;さくら「ふふふ」
&br;さくら「あっ…はっ…」
&br;♪
&br;知世「どうしました?」
&br;さくら「なんか、誰かにみられてたような…」
&br;ケルベロス「確かに妙な気配がする」
&br;さくら「まさか、クロウカードが香港にも?」
&br;ケルベロス「いや、こりゃちがう気配や。もっとこう…邪悪...
&br;雪兎「あれっ」
&br;桃矢「ん?」
&br;雪兎「あんなとこにも」
&br;桃矢「逃げたんじゃないのか」
&br;さくら「あの鳥!」
&br;♪漸近的緊迫感
&br;さくら「ああっ!」
&br;知世「さくらちゃん!」
&br;ケルベロス「わいらも追うんや!」
&br;桃矢「どうしたんだ?さくらのやつ」
&br;ケルベロス「はよう!」
&br;知世「すぐもどりますので」
&br;さくら「レリーズ」
&br;さくら「ジャンプ!」
&br;さくら「ええーい」
&br;さくら「いた!」
&br;さくら「なに?この感じ…」
&br;さくら「あっ」
&br;♪水的誘惑
&br;さくら「ああっ!」
&br;
&br;
&br;小狼「目を覚ませ!」
&br;さくら「んはっ」
&br;さくら「李くん?どうして、ここに…」
&br;さくら「あ、あっ、ほ、ほえ~っ!」
&br;小狼「うあ…」
&br;さくら「あうー…」
&br;知世「さくらちゃん、どちらまで行かれたんでしょう…」
&br;知世・苺鈴「あっ」
&br;知世「すいません、大丈夫ですか…はあっ」
&br;苺鈴「大丈夫だけどー…日本語?」
&br;知世「こんにちは」
&br;苺鈴「大道寺さん!どうしてあなたここにいるの」
&br;知世「さくらちゃんがくじ引きで、特賞を当てたんですの...
&br;ケルベロス「よう!小娘!」
&br;苺鈴「あら、ぬいぐるみも一緒」
&br;ケルベロス「なにぃ?」
&br;苺鈴「ちゃんと検疫通ったの?」
&br;ケルベロス「もういっぺんいうてみぃ!」
&br;ケルベロス「あ、あうぅ。う゛う~」
&br;苺鈴「ところで、小狼見なかった?」
&br;知世「あ…」
&br;苺鈴「さっきいきなり妙な気配がするとか言って走ってど...
&br;知世「私もさくらちゃんを探してるんですが……あ!さくら...
&br;苺鈴「小狼!」
&br;さくら「ともよちゃん」
&br;知世「どうなさったんですの?お怪我は、ありませんか」
&br;さくら「大丈夫だよ」
&br;知世「あぁ…びしょ濡れですわ」
&br;知世「小狼!」
&br;小狼「だぁっ!」
&br;苺鈴「どこ行ってたのよーもう」
&br;桃矢「さくらー!」
&br;桃矢「一人でどこ行ってたんだ!」
&br;さくら「ごめんなさい…あの…えーっと、水たまりに落ちち...
&br;桃矢「ったく…」
&br;雪兎「あれ」
&br;苺鈴「なによー照れなくてもいいでしょー」
&br;雪兎「こんにちは」
&br;小狼「こ、こんにちは」
&br;苺鈴「こんにちは」
&br;苺鈴「もう…」
&br;知世「とりあえず、どこかで着替えないと…」
&br;さくら「うん」
&br;さくら「へくしゅっ…」
&br;
&br;♪異国行
&br;知世「中華なさくらちゃんが撮影できるなんて…超ラッキー...
&br;さくら「え、ともよちゃんこそ、すっごく似合ってるよ」
&br;知世「まぁ、ありがとうございます」
&br;李家四姉妹「きゃー…」
&br;さくら「ほえっ」
&br;李家四姉妹「いらっしゃーい」
&br;李芙蝶「かわいい~」
&br;李雪花「よくにあってるわ~」
&br;李黄蓮「いいわねぇ~」
&br;李緋梅「たべたいちゃいわね~」
&br;李家四姉妹「ほんとぉ~…いいわぁ~すべすべしてるぅ~…」
&br;知世「どちらさまでしょう」
&br;さくら「さ、さぁ…」
&br;桃矢「ったくよー、なんで俺たちまで着替えなきゃなんね...
&br;雪兎「よく似合ってるよ桃矢」
&br;李緋梅「あっちもいいわね」
&br;李雪花「いいわね」
&br;李黄蓮「いいわ」
&br;李芙蝶「いい…」
&br;さくら「ほえ?」
&br;知世「え?」
&br;雪兎「でも、今朝のおかゆおいしかったね…あ」
&br;桃矢「ん」
&br;李家四姉妹「いやぁ~かっこいい~」
&br;桃矢「なんだ?」
&br;雪兎「さぁ…」
&br;李家四姉妹「どんな女の子がいいの~?」
&br;苺鈴「手伝うわ、小狼」
&br;さくら「あの人たち、李くんの」
&br;苺鈴「お姉様たち」
&br;さくら「四人とも?」
&br;小狼「ああ…」
&br;さくら「ほえ~」
&br;知世「明るいお姉様がたですわね」
&br;ケルベロス「なんやあやしいねーちゃんたちやなぁ」
&br;さくら「ケロちゃん!…ごめんね、李くん」
&br;♪優美的面影
&br;さくら(きれいな人…)
&br;雪兎「はじめまして」
&br;桃矢「ども…」
&br;李家四姉妹「お母様…」
&br;さくら「え?おかあさま?」
&br;知世「お若く見えますわね」
&br;さくら「うん」
&br;ケルベロス「ばけもんのおやだまみたいやなぁ」
&br;さくら「ケロちゃん!」
&br;知世「否定なさいませんわ」
&br;さくら「う、うん…」
&br;さくら「あぁっ、は、はじめまして。木之本桜です。今日...
&br;さくら「えっ…?」
&br;李夜蘭「強い力を感じます。クロウカードを持っています...
&br;李夜蘭「強い力は、困難を引き寄せるきっかけとなること...
&br;李夜蘭「特にこの香港では」
&br;李夜蘭「泊まって行きなさい」
&br;小狼「えぇっ」
&br;李家四姉妹「やったー!」
&br;李夜蘭「小狼、通知表を出しなさい」
&br;(注:背後の四姉妹の会話は省いてあります。聞き取った...
&br;
&br;ケルベロス「ふぬぉぉあああ、あー、なんか今日は肩こる...
&br;知世「綺麗なお母様でしたわね~」
&br;さくら「うん、すてきだったね」
&br;さくら「それに、不思議な感じの人だった」
&br;知世「そうですわね」
&br;ケルベロス「あの母ちゃんもすごい力の持ち主やで。さす...
&br;ケルベロス「クロウのおかあはんの実家は、中国でも有名...
&br;知世「クロウさんはとっても有名な魔術師さんでしたわよ...
&br;ケルベロス「おそらく当時で最強のな~。でもま、根性ま...
&br;知世「まぁ、そうでしたの」
&br;知世「でも、こんなことならお洋服を持参するべきでした...
&br;さくら「う、うん」
&br;知世「そして、香港の街を舞うさくらちゃんを…」
&br;ケルベロス「ワイもとってぇ~ん…」
&br;さくら「おやすみともよちゃん」
&br;知世「おやすみなさい」
&br;さくら(李夜蘭「強い力は困難を引き寄せるきっかけとな...
&br;♪夢中女
&br;さくら「また…この夢だ…」
&br;さくら「あなた…だれ…?だれなの…?」
&br;魔道士「ずっと…まっていた」
&br;さくら「ほ、ほ…」
&br;魔道士「ずっと…まっていた」
&br;魔道士「ずっと…長い間、おまえだけをまっていた」
&br;さくら「うぇ、あっ…あっ!」
&br;魔道士「長い間、おまえだけを…」
&br;さくら「…あーーーーーーっ!」
&br;ケルベロス「どないしたんやさくら!さくら!」
&br;知世「大丈夫ですか」
&br;さくら「夢…あ、…あっ!」
&br;ケルベロス「こりゃただの夢とちゃうで」
&br;さくら「は、はい」
&br;
&br;♪給我力量
&br;李夜蘭「玉帝有勅、神硯四方、金木水火土雷風、雷電神勅...
&br;李夜蘭「あなたは呼ばれてこの香港に来たようですね」
&br;さくら「誰にですか?…あっ」
&br;李夜蘭「夢の中の女に。気をつけなさい、今までとは比べ...
&br;さくら「わたし…どうしたら」
&br;李夜蘭「あなたの進むべき道を知っているのは、あなただ...
&br;李夜蘭「力の強い物は魔を呼び込みやすい。特にあなたは...
&br;李夜蘭「けれど、それ故の導きもある。あなたを誘う魔も...
&br;さくら「あ…」
&br;李夜蘭「大丈夫、あなたならきっと答えがみつかります」
&br;♪
&br;李家四姉妹「やだ~もういっちゃうの~…」
&br;苺鈴「昨日ほんとに泊まったんだ」
&br;知世「ええ」
&br;苺鈴「むー、私も泊まればよかった」
&br;知世「えへ」
&br;さくら「あの、いろいろありがとうございました。…あ…」
&br;小狼「あ…あ…あっ…」
&br;桃矢「おーい、そろそろいくぞー」
&br;李家四姉妹「えーっ」
&br;さくら「あ、はい!」
&br;桃矢「えーじゃないんだよ」
&br;李夜蘭「水に気をつけなさい」
&br;さくら「水?」
&br;
&br;苺鈴「奥のナイフみたいなのがバンクオブチャイナ、で、...
&br;苺鈴「ここは、香港経済の中心地で、ふたつの銀行はライ...
&br;雪兎「へー」
&br;ケルベロス「やっぱりさくらが香港来たんは偶然とちゃう...
&br;♪
&br;さくら「じゃあ、私がくじ引きあたったのも全部あの夢の...
&br;知世「そんなこと、できる方がいらっしゃるんでしょうか…」
&br;ケルベロス「わからん…けど、そうやとしたらなんでさくら...
&br;
&br;苺鈴「どーして私たちが一緒にいなきゃいけないの!?」
&br;小狼「しかたないだろ、母上がそうしろって言うんだから」
&br;苺鈴「ふん、観光案内してあげなさいって?」
&br;小狼「ちがう」
&br;苺鈴「じゃあなによ!」
&br;小狼「何か、危険がせまってるらしい」
&br;
&br;さくら「きれー」
&br;さくら(そういえば、夢の中の女の人も綺麗な髪飾りして...
&br;雪兎「きれいだね」
&br;さくら「はい…」
&br;雪兎「これ、ください」
&br;さくら「えっ?そんな、わたし、あ、あのっ!雪兎さん!...
&br;雪兎「はい」
&br;さくら「あ…」
&br;雪兎「きっと似合うよ」
&br;さくら「わぁ…あ、ありがとうございます!」
&br;
&br;小狼「くっ…くっ…」
&br;苺鈴「どうしたの?」
&br;小狼「なん…でもない…」
&br;小狼「おっ」
&br;さくら「あっ」
&br;♪小鳥的圏套
&br;雪兎「さくらちゃん?」
&br;桃矢「おい、さくら!」
&br;小狼「っ!」
&br;桃矢「バカ!」
&br;桃矢「ったく!」
&br;さくら「ケロちゃん!もう出ても大丈夫だよ!」
&br;ケルベロス「魔の気配がする!それも、むちゃ強い!」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「あれが、夢にでてきたっちゅう鳥か?」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「ありゃあただの鳥やないで。きいつけや、も...
&br;ケルベロス「あっ」
&br;さくら「あっ!」
&br;さくら「入ってこいってこと?」
&br;ケルベロス「そうらしいな」
&br;♪被隠蔵的秘密
&br;ケルベロス「だぁれもおらんみたいや」
&br;さくら「うん…あっ」
&br;ケルベロス「どないした」
&br;さくら「水の音してない?」
&br;ケルベロス「してる」
&br;ケルベロス「この本からや」
&br;さくら「あ…この人……」
&br;ケルベロス「あぁ?…うわあぁあ」
&br;ケルベロス「おぉいさくら、なにを…あぁ?」
&br;魔道士(おいで…)
&br;ケルベロス「あぁ、ああっ!…さくら!しっかりせい!」
&br;魔道士(おいで…)
&br;ケルベロス「ぐぬぬ…ふぬぬ…」
&br;魔道士(こっちへ…おいで…)
&br;ケルベロス「ふぬ……しゃあない…」
&br;雪兎「さくらちゃん!」
&br;ケルベロス「げっ!」
&br;桃矢「おめぇよぉ…あちこち探し回ったんだぞ!」
&br;小狼「この気配…」
&br;桃矢「さくら?」
&br;桃矢「さくら!?どうしたんだ!おい!」
&br;さくら「あっ…?」
&br;苺鈴「な、なに!?」
&br;桃矢「あっ」
&br;さくら「あ、あ、あぁっ!」
&br;さくら「あっ!」
&br;ケルベロス「大丈夫か」
&br;さくら「ケロちゃん…」
&br;ケルベロス「正気に戻ったみたいやなぁ」
&br;さくら「ねぇ、これって夢の中?」
&br;魔道士「夢ではない」
&br;さくら・ケルベロス「はっ」
&br;♪水魔界
&br;魔道士「ここは、私が魔力で作った世界」
&br;ケルベロス「ええっ?」
&br;魔道士「なぜあいつではないのだ」
&br;ケルベロス「おまえは、さっきの本の!」
&br;魔道士「なぜおまえのような小娘がここへ来たのだ!」
&br;さくら「ああっ!」
&br;魔道士「答えよ!」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;さくら「うん!」
&br;さくら「フライ!」
&br;魔道士「クロウカード!」
&br;魔道士「なぜ、なぜおまえがクロウカードを持っている!」
&br;さくら「あっ!…」
&br;さくら「あの人、クロウカードのこと知ってるみたい!」
&br;ケルベロス「ああ…」
&br;ケルベロス「ああっ、さくら、前!」
&br;小狼「フリーズ!」
&br;魔道士「クロウカード!」
&br;さくら「李くん!」
&br;魔道士「おまえも…クロウカードを…」
&br;さくら「どうしてここに?」
&br;小狼「水に飲まれた後、気づいたらここにいた」
&br;さくら「じゃあ、あそこにいたみんな…」
&br;小狼「どこかにいるはずだ」
&br;さくら「はやく探さなきゃ…」
&br;魔道士「探さずともよい、おまえたちと共に取り込んだ者...
&br;小狼・さくら「あっ?」
&br;♪
&br;小狼・さくら「あっ!」
&br;魔道士「私はクロウ・リードを呼んだのだ。なのになぜ?」
&br;ケルベロス「あのねーちゃん、どっかで…」
&br;魔道士「クロウ・リードはどこだ」
&br;小狼「二手に分かれるぞ」
&br;さくら「え?」
&br;小狼「俺が奴の動きを止める。その隙におまえはみんなを...
&br;さくら「うん」
&br;魔道士「クロウリードはどこだ!」
&br;小狼「いくぞ!」
&br;さくら「はい!」
&br;♪拿出勇気
&br;小狼「ストーム!」
&br;魔道士「んあっ…あっ!」
&br;さくら「ソード!」
&br;さくら「えぇぃ!フライ!」
&br;さくら「ケロちゃん!」
&br;ケルベロス「ふぬぬぬ…」
&br;さくら(あっ…苺鈴ちゃん…おにいちゃん、……雪兎さん…)
&br;さくら(まっててください、すぐもどってきます)
&br;ケルベロス「さくら、はよう!」
&br;さくら「うん!」
&br;小狼「くそ、だめか!…あっ」
&br;ケルベロス「気づいたか、ともよ!」
&br;さくら「よかったぁ!」
&br;知世「わたし一体…ここは?」
&br;ケルベロス「とりあえず、説明はあとや」
&br;さくら「うん」
&br;♪憤怒的凶暴
&br;魔道士「貴様ら…許さん!」
&br;魔道士「許さん!」
&br;さくら「ケロちゃんはここにいて!」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;知世「さくらちゃん!」
&br;さくら「李くん!李くん!」
&br;さくら「李くん!返事して!」
&br;小狼「に、逃げろ!」
&br;小狼「逃げるんだ」
&br;さくら「えっ!」
&br;小狼「くるな!おまえたちだけでも逃げるんだ!」
&br;さくら「でも……ああっ!」
&br;小狼「上空は魔力が弱い、上に飛べば逃げれるはずだ」
&br;魔道士「黙れ!」
&br;小狼「だぁっ!」
&br;さくら「李くん!」
&br;魔道士「クロウ・リードが来ぬのであれば、そなたらの魔...
&br;魔道士「貴様も我が糧となるがよい!」
&br;ケルベロス「さくら!とりあえず逃げるんや!」
&br;小狼「にげ…ろ…」
&br;ケルベロス「このままやったら、みんな捕まってまう!」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;魔道士「おのれ!逃がさん!」
&br;ケルベロス「あれが出口や!」
&br;
&br;知世「さくらちゃん…」
&br;さくら「わたしのせいで…みんな…」
&br;ケルベロス「さくらのせいやない!わるいのはみんなあの...
&br;さくら「ほん…あの本!」
&br;ケルベロス「そういえば…」
&br;知世「本?」
&br;ケルベロス「ともよはわからんかったやろうけど、わいら...
&br;知世「じゃあ、その本があればみなさんを…、どんな本です...
&br;ケルベロス「たしか…こう、古うて妙な気配のする……気配が...
&br;さくら「ない…どこにもないよ…」
&br;ケルベロス「さくら…」
&br;さくら「李くん、苺鈴ちゃん…おにいちゃん……ゆきとさん…」
&br;ケルベロス「しっかりせぇ、とにかくなんとかしてあの女...
&br;ケルベロス「あーーーっ!あのおんな!おもいだしたぁ!」
&br;さくら・知世「え」
&br;店主「お客さんですか、少々お待ちください」
&br;知世「だれかきますわ」
&br;ケルベロス「とりあえず、ずらかるで」
&br;さくら「う、うん」
&br;店主「お客さん、日本の人?何ほしいか?…ぁ?」
&br;
&br;ケルベロス「あの女はな、昔ここ香港におった占い師のね...
&br;さくら「占い?」
&br;ケルベロス「せや、たしか水占い言うたかな。水面にいろ...
&br;ケルベロス「そこそこ評判もよかったらしいけど…」
&br;さくら「けど?」
&br;ケルベロス「ある日、クロウ・リードが現れた」
&br;♪
&br;ケルベロス「クロウは別に占い師やない、せやけど片手間...
&br;知世「まぁ…」
&br;ケルベロス「それからはことあるごとにクロウに戦いを挑...
&br;知世「でも、そんなに昔の方なら、既になくなっているの...
&br;ケルベロス「術や」
&br;さくら「術?」
&br;ケルベロス「死んだあともあの本に自分のおもいだけ移し...
&br;ケルベロス「あのねーちゃんよっぽどクロウのことうらん...
&br;さくら「ていうことは、術の目的って?」
&br;ケルベロス「クロウを本の中に封じ込めるつもりやったん...
&br;知世「それでクロウカードを持っているさくらちゃんが引...
&br;さくら「でも、どうしたらもう一度本の中に入れるんだろ...
&br;ケルベロス「うーん、あの手の空間には必ず出入り口があ...
&br;さくら「あの本ももうなくなっちゃったし…」
&br;さくら「本…」
&br;♪
&br;さくら「私知ってる…あの本の表紙」
&br;ケルベロス「えぇ?」
&br;さくら「あの女の人がいた場所…あの井戸だ」
&br;ケルベロス「さくら…なんかわかったんか?」
&br;さくら「うん!私入り口知ってるよ、昨日そこまで行って...
&br;知世「じゃあ、みなさんのところに行けますわね!」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「よっしゃぁ!カードキャプターさくらの出番...
&br;さくら「うん!」
&br;知世「では、さっそく着替えを」
&br;さくら「はうー」
&br;
&br;ケルベロス「ここか?」
&br;さくら「うん」
&br;ケルベロス「確かにびんびん気がつたわってきよる」
&br;さくら「あっ」
&br;ケルベロス「あああ…」
&br;♪
&br;知世「さくらちゃん」
&br;ケルベロス「これは結界や」
&br;さくら「結界?」
&br;ケルベロス「井戸のまわりに強力な結界がはられとる」
&br;知世「どうしたらいいんでしょう…」
&br;ケルベロス「くやしいが、今のわいらの力ではどうにもな...
&br;さくら「そんな…!」
&br;ケルベロス「あぁ?」
&br;知世「どうなさいました?」
&br;ケルベロス「誰かきよる」
&br;知世「こちらへ」
&br;ケルベロス「お、おう」
&br;さくら「李くんのお母さん!」
&br;李夜蘭「下がっていなさい」
&br;さくら「あの、どうして…」
&br;李夜蘭「小狼の気が途切れました」
&br;さくら「それは私が…」
&br;李夜蘭「いいえ、違います。ただ、あれの力が及ばなかっ...
&br;ケルベロス「ごっつい魔力や…」
&br;李夜蘭「行きなさい」
&br;さくら「は、はい!ともよちゃんはここにいて」
&br;知世「さくらちゃん! 気をつけてくださいね」
&br;さくら「うん!」
&br;さくら「この服、すごく動きやすいよ」
&br;知世「完全防水になっていますから、水の中でも大丈夫で...
&br;知世「さくらちゃん…」
&br;
&br;さくら「ここは?」
&br;ケルベロス「次元のトンネルや。まわりようみてみ」
&br;ケルベロス「いろんな空間と繋がっとる、ここで迷子にな...
&br;さくら「どうすればいいの?」
&br;ケルベロス「おもうんや!」
&br;さくら「えっ?」
&br;ケルベロス「さくらのつようおもう気持ちがあれば、そこ...
&br;さくら(みんなのところへ…!)
&br;ケルベロス「あれや!」
&br;さくら「ここじゃない…」
&br;さくら「どうしよう、違うところに出ちゃったみたい」
&br;ケルベロス「いや、この気配は」
&br;さくら「あっ!」
&br;♪黒闇的踉踪者
&br;ケルベロス「こっちや!」
&br;さくら「バードストリート」
&br;ケルベロス「どうやらいろんな空間がまざってもうとるみ...
&br;ケルベロス「いくで!」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「気配がだんだん大きなっとる、近いで!」
&br;さくら「ここから気配がする」
&br;ケルベロス「あぁ…」
&br;ケルベロス「さくら」
&br;さくら「うん」
&br;
&br;♪最后的反撃
&br;魔道士「また貴様か。なぜ戻った」
&br;さくら「お願い!みんなを返して!」
&br;魔道士「返して欲しくば、クロウ・リードを連れてこい」
&br;ケルベロス「いくら連れてきたてもできへん!クロウはも...
&br;魔道士「ずっと、まっていたのだ」
&br;魔道士「クロウが来るのを、ずっと…」
&br;ケルベロス「人の話は最後まできけぃ!…ったく!」
&br;さくら「あの人…」
&br;ケルベロス「な、なんや?」
&br;さくら「ああっ!」
&br;さくら「みんな…」
&br;魔道士「これが最後だ。クロウ・リードはどこだ」
&br;ケルベロス「せやからクロウはもうおらへんちゅうとるや...
&br;魔道士「ならば、ここで朽ち果てるがよい!」
&br;
&br;魔道士「ここは…」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;さくら「うん!」
&br;♪開始反撃!
&br;さくら「闇の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ。契...
&br;さくら「フライ!」
&br;知世「さくらちゃん!」
&br;李夜蘭「きます」
&br;さくら「あの人は!?」
&br;ケルベロス「上や!」
&br;魔道士「ここはどこだ!クロウ・リードをどこへやった!」
&br;さくら「クロウさんはもう!」
&br;ケルベロス「さくら!にげてばっかりやったらどうにもな...
&br;さくら「でもみんなが!」
&br;ケルベロス「うわさくらぁぁーーーー!」
&br;
&br;魔道士「言え、クロウ・リードはどこにいる」
&br;さくら「クロウさんはもういないの」
&br;魔道士「うそをつけ!」
&br;さくら「ほんとうなの!ずっと前になくなってるの」
&br;魔道士「うそだ!」
&br;魔道士「あいつが死ぬはずがない…クロウ・リードが…クロ...
&br;さくら「ああっ!」
&br;魔道士「ずっとまっていたのだ…ずっと…」
&br;♪
&br;魔道士「私の全ての力で、クロウを呼び続けた」
&br;魔道士「何年かかっても、何十年かかっても…」
&br;
&br;♪魔術師的愛恋
&br;魔道士(このような物をもらういわれはない)
&br;クロウ・リード(今日は、あなたの誕生日でしたよね)
&br;クロウ・リード(それはあなたに差し上げたのです。不要...
&br;
&br;さくら(やっぱり…この人…)
&br;クロウ・リード(水は、流れゆくものですよ)
&br;さくら(水は、流れゆく…)
&br;さくら(あ、そうだ…)
&br;♪(さくらのテーマII)
&br;さくら「アロー!」
&br;
&br;魔道士「おのれ…」
&br;さくら「クロウさんのこと、ほんとうに好きだったんだね」
&br;さくら「つらいよね…大好きな人がいなくなるのは…つらい...
&br;魔道士「クロウ・リードは、ほんとうに死んだのか?」
&br;魔道士「ずっと、ずっとまっていたのに…」
&br;♪被泪水湿透的髪飾
&br;魔道士「長い間、ずっと」
&br;魔道士「会って、言いたいことがあったのに…」
&br;
&br;クロウ・リード(水は、流れゆくものですよ)
&br;さくら「あの声、クロウさんだったんだ…」
&br;さくら「李くん、苺鈴ちゃん…お兄ちゃん……雪兎さん…!」
&br;
&br;
&br;桃矢「父さんの土産、なにがいいと思う?」
&br;雪兎「うーん、お茶とかどうかな」
&br;桃矢「お茶?」
&br;知世「明日はもう、日本ですわね」
&br;さくら「うん」
&br;ケルベロス「なんやさんざんやったなぁ、特に昨日は」
&br;さくら「そんなことないよ、わたしもいいたいもん、自分...
&br;ケルベロス「あぁ?」
&br;さくら「あの人、クロウさんに言いたいことがあったんだ...
&br;
&br;♪遠いこの街で
&br;さくら「わたしはいつか、言えたらいいな」
&br;知世「また、香港に来られるといいですわね」
&br;さくら「うん!」
&br;
終了行:
*劇場版カードキャプターさくらとは [#i0d43273]
「劇場版カードキャプターさくら」とは、1999年に公開された...
*あらすじ [#ocd2f379]
さくら達は冬休み。何も予定が無いさくらと知世だったが、雑...
#br
'''''水は、流れゆくものですよ________'''''
*概要 [#m7c71704]
1999年8月21日(土) 全国松竹洋画系にて公開された((同時上映...
以下、詳細を列挙する。
-映画ポスターの絵は髙橋久美子氏の書き下ろしによる。前売り...
-当時コミックの帯に映画割引券がついており、当日窓口に持参...
-帯とは別に「特別優待割引券」も存在する。割引は同額。
-前売り券(特別鑑賞券)は種別ごとに3種類ある。いずれも絵柄...
-劇場では公開2週目から入場者にポストカードが配られた。ま...
-本映画のロケハンは1997年初め、香港返還前に行われた。劇場...
**作中 [#je978eed]
-B747-400型機
-劇中のホテルは香港のリージェントホテルをイメージしている...
-ホテル室内の調度品のモデルは、インターコンチネンタルグラ...
-飲茶屋は当時スタッフがロケハン時に実際に使用した店の雰囲...
-バードストリートは、バードガーデンに移設。跡地にはランガ...
-[[魔道士]]の間のモデルは、九龍城砦。
**使用されたカード [#j3d2237f]
-ジャンプ
-フライ
-フリーズ(小狼)
-ストーム(小狼)
-ソード
-アロー
**リバイバル上映 [#i1f20d75]
2017年1月21日よりリバイバル上映が行われている((「なかよし...
-リバイバル上映は当初2週間程度とされ、2月3日に名古屋と川...
-前売り(ムビチケ)は通常版とコミケ91限定版がある。通常版は...
-入場者には先着でメインキャストのコメントとプリントサイン...
#ref(./rivival.png,right,around,50%);
-上映映像はHDリマスター映像で、配給元が変わったことから前...
-公開初日である2017年1月21日(土)の新宿ピカデリーでの上映...
#clear
**地上波放送 [#ya4bd6d7]
-2017年5月5日深夜 NHKBSプレミアムにてニッポンアニメ100上...
*音楽 [#w1b19e89]
**主題歌 [#g88b8e6f]
-遠いこの街で~
作詞/作曲:皆谷尚美、編曲:鳥山雄司、歌:皆谷尚美
**BGM [#jb4fae50]
BGMについては、[[楽曲・主題歌]]を参照のこと。
*スタッフ [#sf34fcab]
-原作:CLAMP
-監督:浅香守生
-キャラクターデザイン:高橋久美子
-脚本:大川七瀬
-ゲストキャラクターデザイン/コスチュームデザイン:CLAMP
-作画監督:桜井邦彦、高橋久美子、うえだひとし
-美術監督:針生勝文
-色彩設計:勝沼まどか
-撮影監督:白井久男
-音楽:根岸貴幸
-音響監督:三間雅文
-プロデューサー:池口和彦、小野達矢
-アニメーション制作:マッドハウス
-製作:バンダイビジュアル、シェルティ、マッドハウス
#br
*フルスクリプト [#c740154a]
&br;♪
&br;ケルベロス「きよるでさくら!」
&br;さくら「えっ」
&br;知世・苺鈴「あっ」
&br;さくら「ほえーーーーっ!」
&br;さくら「あっ」
&br;ケルベロス「まずい!」
&br;小狼「雷帝招来!」
&br;さくら「ありがとう李くん」
&br;小狼「よそ見をするな!」
&br;ケルベロス「今や!」
&br;さくら「うん」
&br;♪さくらのテーマII
&br;さくら「風よ、戒めの鎖となれ。ウインディー!」
&br;さくら「ジャンプ!」
&br;さくら「汝のあるべき姿に戻れ!クロウカード!」
&br;苺鈴「むーっ!もうすこしで小狼がカードとるとこだった...
&br;知世「かわいいですわ、さくらちゃん」
&br;ケルベロス「よっしゃーようやったで。さすがはわいが見...
&br;さくら「えへ」
&br;
&br;♪序曲
&br;タイトル:劇場版カードキャプターさくら
&br;
&br;♪水的誘惑
&br;さくら「ここ…どこだろう……水…」
&br;さくら「あれ…苦しくないよ…」
&br;クロウリード「水は、流れゆく、ものですよ」
&br;クロウリード「水は、流れゆく、ものですよ」
&br;さくら「ん、んん…夢かぁ…」
&br;ケルベロス「んん…」
&br;
&br;寺田良幸「西村」
&br;西村「はい」
&br;寺田良幸「小林」
&br;小林「はい」
&br;寺田良幸「よくがんばったな」
&br;寺田良幸「近藤」
&br;近藤「はーい」
&br;寺田良幸「次は、もうちょっとがんばろうな」
&br;寺田良幸「清水」
&br;(清水「はい」)
&br;さくら「はぁー」
&br;知世「いかかでした?」
&br;さくら「大丈夫だったー算数落ちてるかもって思ったけど」
&br;(寺田良幸「瀬川」)
&br;(瀬川「はい」)
&br;知世「よかったですわね」
&br;寺田良幸「大道寺」
&br;知世「はい」
&br;(寺田良幸「野村」)
&br;(野村「はい」)
&br;さくら「ん?」
&br;さくら「李くんも心配なの?」
&br;小狼「べ、べつに…!」
&br;苺鈴「大丈夫、私がついてるから」
&br;苺鈴「あ、わかった!おばさまにみせるのがいやなんでし...
&br;小狼「ち、ちがう」
&br;さくら「あ、ともよちゃん、どうだった?」
&br;知世「一学期と同じでしたわ」
&br;さくら「それって、すごくいいってことだよね」
&br;寺田良幸「李小狼、李苺鈴」
&br;苺鈴「はーい!」
&br;♪担心的通信本
&br;知世「苺鈴ちゃん、自信満々ですわね」
&br;さくら「うん。ね、知世ちゃんは冬休みどっかいくの?」
&br;苺鈴「なんでー!どうして満点じゃないのー!」
&br;寺田良幸「んー…香港から来たばかりだから国語がちょっと...
&br;苺鈴「むー…」
&br;小狼「はぁ…よかった。これなら見せても…お」
&br;さくら「んぁ、えへへ(引き笑い)」
&br;
&br;さくら「でもさすがともよちゃんだよねー」
&br;知世「いいえ、そんなことありませんわ」
&br;さくら「んーん」
&br;さくら「えっとー…うーん…」
&br;知世「んふ」
&br;
&br;松本真樹「ありがとうございます」
&br;松本真樹「それ、冬休みの宿題用?」
&br;さくら「はい!」
&br;松本真樹「そうだ、じゃーん引いてみて」
&br;さくら「ほえ?」
&br;松本真樹「今、友枝商店街でやってる歳末企画なの。特賞...
&br;さくら「わぁ!」
&br;知世「さくらちゃんがんばってください」
&br;さくら「うん」
&br;松本真樹「友枝小学校の子たちもたくさん引いたんだけど...
&br;さくら「ほえ?…あれ?…あれ……ほえ?」
&br;松本真樹「何色だった?」
&br;さくら「わたしも、参加賞ですね」
&br;松本真樹「うーん…えーとー…」
&br;松本「と…」
&br;知世「と…」
&br;さくら「と?」
&br;ケルベロス「とくしょーー!?」
&br;さくら「じゃーん!」
&br;♪
&br;ケルベロス「こりゃすごいやないかー!」
&br;ケルベロス「へぇ~海外旅行!冬休みやしちょうどええや...
&br;さくら「そうなの!わたし外国初めてだよ」
&br;ケルベロス「ほう、香港かぁ!なつかしなぁ!」
&br;さくら「ケロちゃん香港行ったことあるの」
&br;ケルベロス「ちょっとのあいだやけど、クロウといっしょ...
&br;さくら「ふぅん、じゃあ、このクロウカードたちも香港行...
&br;ケルベロス「そのカードらは魔術師クロウ・リードが作っ...
&br;さくら「へぇ~、香港、どんなとこかなぁ」
&br;ケルベロス「まかしとき!わいがええとこ案内したるさか...
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「ん、まてよ…」
&br;さくら「ん?どうしたの?」
&br;ケルベロス「たしかこの冬休み、お父さん出張やなかった...
&br;さくら「そういえば…」
&br;さくら・ケロ「はぁ……」
&br;藤隆「行っておいで」
&br;さくら「いいの?」
&br;藤隆「うん、せっかく特賞が当たったんだし、ぼくは行け...
&br;さくら「あ、でもお兄ちゃんバイト…」
&br;桃矢「当番5回」
&br;さくら「んん…え、でもいいんだ!」
&br;藤隆「じゃああと知世さんと、ぼくの代わりに月城君はど...
&br;さくら「は…ぁ…」
&br;桃矢「大丈夫だと思うけど。あいつ、特に予定ないって言...
&br;さくら(うわぁ!やったぁ!)
&br;♪突然,至香港!
&br;さくら「うわぁ!わたし飛行機乗るの初めて!…ほえ?」
&br;さくら「ビデオ持ってきたの」
&br;知世「ええ、さくらちゃん香港旅行の巻、こんなすばらし...
&br;知世「もちろん、撮影用のお洋服も持ってきましたの!香...
&br;さくら「はうー…」
&br;桃矢「おーい、搭乗時間だぞ」
&br;さくら・知世「はーい!」
&br;桃矢「おい、飛行機は靴脱いで乗るんだぞ」
&br;さくら「えっ、そうなの?」
&br;桃矢「うん」
&br;CA「お客様、どうぞそのままで」
&br;さくら「ほえ?」
&br;さくら「おにいちゃん!」
&br;桃矢「へっ」
&br;さくら「むううぅ…」
&br;ケルベロス「ぶわぁ…くるしぃ…なぁさくらまだつかへんの...
&br;さくら「もうちょっと我慢して!」
&br;ケルベロス「そやけど…」
&br;雪兎「さくらちゃん」
&br;ケルベロス「むぐぅ!」
&br;雪兎「さそってくれてありがとう、僕、海外いくの初めて...
&br;さくら「うわぁ…!はい!」
&br;BELLMAN「Have a nice stay」
&br;さくら「うわぁ!」
&br;ケルベロス「むぐぅ」
&br;ケルベロス「さぐらぁぁぁ…」
&br;さくら「あっ!ごめんなさい」
&br;ケルベロス「わいのことかんっぜんに忘れとったやろ」
&br;さくら「えへへ…」
&br;ケルベロス「えへへあるかい!…ったく…ま、今日のところ...
&br;さくら「へ?」
&br;ケルベロス「どこ?」
&br;さくら「はうー…」
&br;知世「香港ですわ」
&br;ケルベロス「これが…?香港!?」
&br;♪春宵情歌
&br;さくら「香港島ってすっごく近いんだね!」
&br;桃矢「ああ、これに乗ってるのも5分くらいだからな」
&br;さくら「ふぅん」
&br;桃矢「おい、あんまり乗り出してっとサメに食われちまう...
&br;さくら「え?サメさんがいるの?」
&br;桃矢「ガイドブックに載ってた」
&br;さくら「ほえーっ」
&br;さくら「あっ!」
&br;桃矢「サメか?」
&br;さくら「うわぁー!」
&br;さくら「カモメさんカモメさんカモメさんカモメさーん!」
&br;雪兎「さくらちゃん、今日も元気だね」
&br;さくら「あの、わたし、ふね好きなんです」
&br;雪兎「ははは、ぼくもだよ」
&br;知世「さくらちゃん、いい感じですわぁ」
&br;ケルベロス「あとでわいも撮ってや」
&br;知世「はい」
&br;♪
&br;ケルベロス「ほんまにかわってしもうたなぁ」
&br;さくら「ケロちゃんが香港にいたのってものすごーく昔の...
&br;ケルベロス「けど、気配は変わってない。昔とおんなじ魔...
&br;ケルベロス「それに…」
&br;さくら・知世「あぁ?」
&br;ケルベロス「くいもんがうまい」
&br;さくら「あーっ!ケロちゃん!」
&br;知世「どうかしました?」
&br;ケルベロス「ん-?くじ運のよさそうやないさくらが特賞...
&br;さくら「なんですって!」
&br;ケルベロス「まぁ聞け」
&br;ケルベロス「世の中に偶然はないっちゅうのがクロウの持...
&br;ケルベロス「なんてな!わいとしたことが香港の気にあて...
&br;
&br;♪水的誘惑
&br;さくら「また、だ…」
&br;さくら「あっ」
&br;さくら「だれ?…」
&br;さくら「ん…また、あの夢…だれなんだろう」
&br;
&br;雪兎「それと、それを4つと、これも4つ。あとこっちのと...
&br;さくら・知世「ほえーっ」
&br;雪兎「とりあえず」
&br;雪兎「じゃ、食べよっか」
&br;さくら・知世「は、はい」
&br;さくら「ともよちゃん、半分づつにしない?」
&br;知世「ええ」
&br;ケルベロス「あ?」
&br;さくら「ケロ…!んぐっ」
&br;桃矢「ケロ?」
&br;♪食通先生桜
&br;さくら「んーん、やっぱり別のにしようっと」
&br;桃矢「カエルの足でもはいってたのか?」
&br;さくら「んーん、なんでもないの…どれにしようかな…」
&br;桃矢「今、戻したのくれ」
&br;さくら「えっ…同じの近くにあるでしょ、別にどっちだって」
&br;桃矢「それがいい」
&br;ケルベロス「お、おおおおい…」
&br;さくら「でも…」
&br;桃矢「そーれーがーいーい」
&br;さくら「えい…ほ…」
&br;桃矢「はやくよこせ」
&br;さくら「あ、はい」
&br;ケルベロス「ほほほほ…」
&br;さくら「はああ!やっぱりわたし食べる!」
&br;さくら「見てみて!美味しそうだよねー」
&br;知世「ほんとですわー!」
&br;さくら「お兄ちゃん、ごめんね」
&br;雪兎「とうや」
&br;ケルベロス「ああっ」
&br;桃矢「はぁ、これ食ったら、次はバードストリートに行く...
&br;さくら「バードストリート?」
&br;雪兎「鳥さんたちが、いっぱいいるところだよ」
&br;さくら「わぁ!」
&br;
&br;さくら「すっごーい!とりかごがいっぱい!」
&br;雪兎「香港の人は鳥が好きで、自分の自慢の鳥をかごに入...
&br;さくら「そうなんですか」
&br;知世「わあ~」
&br;ケルベロス「バードストリートかー」
&br;知世「ご存じですの?」
&br;ケルベロス「このへんは昔とかわってへんみたいやなぁ」
&br;知世「あっ」
&br;ケルベロス「んあ?」
&br;さくら「かーわいいー」
&br;さくら「ふふふ」
&br;さくら「あっ…はっ…」
&br;♪
&br;知世「どうしました?」
&br;さくら「なんか、誰かにみられてたような…」
&br;ケルベロス「確かに妙な気配がする」
&br;さくら「まさか、クロウカードが香港にも?」
&br;ケルベロス「いや、こりゃちがう気配や。もっとこう…邪悪...
&br;雪兎「あれっ」
&br;桃矢「ん?」
&br;雪兎「あんなとこにも」
&br;桃矢「逃げたんじゃないのか」
&br;さくら「あの鳥!」
&br;♪漸近的緊迫感
&br;さくら「ああっ!」
&br;知世「さくらちゃん!」
&br;ケルベロス「わいらも追うんや!」
&br;桃矢「どうしたんだ?さくらのやつ」
&br;ケルベロス「はよう!」
&br;知世「すぐもどりますので」
&br;さくら「レリーズ」
&br;さくら「ジャンプ!」
&br;さくら「ええーい」
&br;さくら「いた!」
&br;さくら「なに?この感じ…」
&br;さくら「あっ」
&br;♪水的誘惑
&br;さくら「ああっ!」
&br;
&br;
&br;小狼「目を覚ませ!」
&br;さくら「んはっ」
&br;さくら「李くん?どうして、ここに…」
&br;さくら「あ、あっ、ほ、ほえ~っ!」
&br;小狼「うあ…」
&br;さくら「あうー…」
&br;知世「さくらちゃん、どちらまで行かれたんでしょう…」
&br;知世・苺鈴「あっ」
&br;知世「すいません、大丈夫ですか…はあっ」
&br;苺鈴「大丈夫だけどー…日本語?」
&br;知世「こんにちは」
&br;苺鈴「大道寺さん!どうしてあなたここにいるの」
&br;知世「さくらちゃんがくじ引きで、特賞を当てたんですの...
&br;ケルベロス「よう!小娘!」
&br;苺鈴「あら、ぬいぐるみも一緒」
&br;ケルベロス「なにぃ?」
&br;苺鈴「ちゃんと検疫通ったの?」
&br;ケルベロス「もういっぺんいうてみぃ!」
&br;ケルベロス「あ、あうぅ。う゛う~」
&br;苺鈴「ところで、小狼見なかった?」
&br;知世「あ…」
&br;苺鈴「さっきいきなり妙な気配がするとか言って走ってど...
&br;知世「私もさくらちゃんを探してるんですが……あ!さくら...
&br;苺鈴「小狼!」
&br;さくら「ともよちゃん」
&br;知世「どうなさったんですの?お怪我は、ありませんか」
&br;さくら「大丈夫だよ」
&br;知世「あぁ…びしょ濡れですわ」
&br;知世「小狼!」
&br;小狼「だぁっ!」
&br;苺鈴「どこ行ってたのよーもう」
&br;桃矢「さくらー!」
&br;桃矢「一人でどこ行ってたんだ!」
&br;さくら「ごめんなさい…あの…えーっと、水たまりに落ちち...
&br;桃矢「ったく…」
&br;雪兎「あれ」
&br;苺鈴「なによー照れなくてもいいでしょー」
&br;雪兎「こんにちは」
&br;小狼「こ、こんにちは」
&br;苺鈴「こんにちは」
&br;苺鈴「もう…」
&br;知世「とりあえず、どこかで着替えないと…」
&br;さくら「うん」
&br;さくら「へくしゅっ…」
&br;
&br;♪異国行
&br;知世「中華なさくらちゃんが撮影できるなんて…超ラッキー...
&br;さくら「え、ともよちゃんこそ、すっごく似合ってるよ」
&br;知世「まぁ、ありがとうございます」
&br;李家四姉妹「きゃー…」
&br;さくら「ほえっ」
&br;李家四姉妹「いらっしゃーい」
&br;李芙蝶「かわいい~」
&br;李雪花「よくにあってるわ~」
&br;李黄蓮「いいわねぇ~」
&br;李緋梅「たべたいちゃいわね~」
&br;李家四姉妹「ほんとぉ~…いいわぁ~すべすべしてるぅ~…」
&br;知世「どちらさまでしょう」
&br;さくら「さ、さぁ…」
&br;桃矢「ったくよー、なんで俺たちまで着替えなきゃなんね...
&br;雪兎「よく似合ってるよ桃矢」
&br;李緋梅「あっちもいいわね」
&br;李雪花「いいわね」
&br;李黄蓮「いいわ」
&br;李芙蝶「いい…」
&br;さくら「ほえ?」
&br;知世「え?」
&br;雪兎「でも、今朝のおかゆおいしかったね…あ」
&br;桃矢「ん」
&br;李家四姉妹「いやぁ~かっこいい~」
&br;桃矢「なんだ?」
&br;雪兎「さぁ…」
&br;李家四姉妹「どんな女の子がいいの~?」
&br;苺鈴「手伝うわ、小狼」
&br;さくら「あの人たち、李くんの」
&br;苺鈴「お姉様たち」
&br;さくら「四人とも?」
&br;小狼「ああ…」
&br;さくら「ほえ~」
&br;知世「明るいお姉様がたですわね」
&br;ケルベロス「なんやあやしいねーちゃんたちやなぁ」
&br;さくら「ケロちゃん!…ごめんね、李くん」
&br;♪優美的面影
&br;さくら(きれいな人…)
&br;雪兎「はじめまして」
&br;桃矢「ども…」
&br;李家四姉妹「お母様…」
&br;さくら「え?おかあさま?」
&br;知世「お若く見えますわね」
&br;さくら「うん」
&br;ケルベロス「ばけもんのおやだまみたいやなぁ」
&br;さくら「ケロちゃん!」
&br;知世「否定なさいませんわ」
&br;さくら「う、うん…」
&br;さくら「あぁっ、は、はじめまして。木之本桜です。今日...
&br;さくら「えっ…?」
&br;李夜蘭「強い力を感じます。クロウカードを持っています...
&br;李夜蘭「強い力は、困難を引き寄せるきっかけとなること...
&br;李夜蘭「特にこの香港では」
&br;李夜蘭「泊まって行きなさい」
&br;小狼「えぇっ」
&br;李家四姉妹「やったー!」
&br;李夜蘭「小狼、通知表を出しなさい」
&br;(注:背後の四姉妹の会話は省いてあります。聞き取った...
&br;
&br;ケルベロス「ふぬぉぉあああ、あー、なんか今日は肩こる...
&br;知世「綺麗なお母様でしたわね~」
&br;さくら「うん、すてきだったね」
&br;さくら「それに、不思議な感じの人だった」
&br;知世「そうですわね」
&br;ケルベロス「あの母ちゃんもすごい力の持ち主やで。さす...
&br;ケルベロス「クロウのおかあはんの実家は、中国でも有名...
&br;知世「クロウさんはとっても有名な魔術師さんでしたわよ...
&br;ケルベロス「おそらく当時で最強のな~。でもま、根性ま...
&br;知世「まぁ、そうでしたの」
&br;知世「でも、こんなことならお洋服を持参するべきでした...
&br;さくら「う、うん」
&br;知世「そして、香港の街を舞うさくらちゃんを…」
&br;ケルベロス「ワイもとってぇ~ん…」
&br;さくら「おやすみともよちゃん」
&br;知世「おやすみなさい」
&br;さくら(李夜蘭「強い力は困難を引き寄せるきっかけとな...
&br;♪夢中女
&br;さくら「また…この夢だ…」
&br;さくら「あなた…だれ…?だれなの…?」
&br;魔道士「ずっと…まっていた」
&br;さくら「ほ、ほ…」
&br;魔道士「ずっと…まっていた」
&br;魔道士「ずっと…長い間、おまえだけをまっていた」
&br;さくら「うぇ、あっ…あっ!」
&br;魔道士「長い間、おまえだけを…」
&br;さくら「…あーーーーーーっ!」
&br;ケルベロス「どないしたんやさくら!さくら!」
&br;知世「大丈夫ですか」
&br;さくら「夢…あ、…あっ!」
&br;ケルベロス「こりゃただの夢とちゃうで」
&br;さくら「は、はい」
&br;
&br;♪給我力量
&br;李夜蘭「玉帝有勅、神硯四方、金木水火土雷風、雷電神勅...
&br;李夜蘭「あなたは呼ばれてこの香港に来たようですね」
&br;さくら「誰にですか?…あっ」
&br;李夜蘭「夢の中の女に。気をつけなさい、今までとは比べ...
&br;さくら「わたし…どうしたら」
&br;李夜蘭「あなたの進むべき道を知っているのは、あなただ...
&br;李夜蘭「力の強い物は魔を呼び込みやすい。特にあなたは...
&br;李夜蘭「けれど、それ故の導きもある。あなたを誘う魔も...
&br;さくら「あ…」
&br;李夜蘭「大丈夫、あなたならきっと答えがみつかります」
&br;♪
&br;李家四姉妹「やだ~もういっちゃうの~…」
&br;苺鈴「昨日ほんとに泊まったんだ」
&br;知世「ええ」
&br;苺鈴「むー、私も泊まればよかった」
&br;知世「えへ」
&br;さくら「あの、いろいろありがとうございました。…あ…」
&br;小狼「あ…あ…あっ…」
&br;桃矢「おーい、そろそろいくぞー」
&br;李家四姉妹「えーっ」
&br;さくら「あ、はい!」
&br;桃矢「えーじゃないんだよ」
&br;李夜蘭「水に気をつけなさい」
&br;さくら「水?」
&br;
&br;苺鈴「奥のナイフみたいなのがバンクオブチャイナ、で、...
&br;苺鈴「ここは、香港経済の中心地で、ふたつの銀行はライ...
&br;雪兎「へー」
&br;ケルベロス「やっぱりさくらが香港来たんは偶然とちゃう...
&br;♪
&br;さくら「じゃあ、私がくじ引きあたったのも全部あの夢の...
&br;知世「そんなこと、できる方がいらっしゃるんでしょうか…」
&br;ケルベロス「わからん…けど、そうやとしたらなんでさくら...
&br;
&br;苺鈴「どーして私たちが一緒にいなきゃいけないの!?」
&br;小狼「しかたないだろ、母上がそうしろって言うんだから」
&br;苺鈴「ふん、観光案内してあげなさいって?」
&br;小狼「ちがう」
&br;苺鈴「じゃあなによ!」
&br;小狼「何か、危険がせまってるらしい」
&br;
&br;さくら「きれー」
&br;さくら(そういえば、夢の中の女の人も綺麗な髪飾りして...
&br;雪兎「きれいだね」
&br;さくら「はい…」
&br;雪兎「これ、ください」
&br;さくら「えっ?そんな、わたし、あ、あのっ!雪兎さん!...
&br;雪兎「はい」
&br;さくら「あ…」
&br;雪兎「きっと似合うよ」
&br;さくら「わぁ…あ、ありがとうございます!」
&br;
&br;小狼「くっ…くっ…」
&br;苺鈴「どうしたの?」
&br;小狼「なん…でもない…」
&br;小狼「おっ」
&br;さくら「あっ」
&br;♪小鳥的圏套
&br;雪兎「さくらちゃん?」
&br;桃矢「おい、さくら!」
&br;小狼「っ!」
&br;桃矢「バカ!」
&br;桃矢「ったく!」
&br;さくら「ケロちゃん!もう出ても大丈夫だよ!」
&br;ケルベロス「魔の気配がする!それも、むちゃ強い!」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「あれが、夢にでてきたっちゅう鳥か?」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「ありゃあただの鳥やないで。きいつけや、も...
&br;ケルベロス「あっ」
&br;さくら「あっ!」
&br;さくら「入ってこいってこと?」
&br;ケルベロス「そうらしいな」
&br;♪被隠蔵的秘密
&br;ケルベロス「だぁれもおらんみたいや」
&br;さくら「うん…あっ」
&br;ケルベロス「どないした」
&br;さくら「水の音してない?」
&br;ケルベロス「してる」
&br;ケルベロス「この本からや」
&br;さくら「あ…この人……」
&br;ケルベロス「あぁ?…うわあぁあ」
&br;ケルベロス「おぉいさくら、なにを…あぁ?」
&br;魔道士(おいで…)
&br;ケルベロス「あぁ、ああっ!…さくら!しっかりせい!」
&br;魔道士(おいで…)
&br;ケルベロス「ぐぬぬ…ふぬぬ…」
&br;魔道士(こっちへ…おいで…)
&br;ケルベロス「ふぬ……しゃあない…」
&br;雪兎「さくらちゃん!」
&br;ケルベロス「げっ!」
&br;桃矢「おめぇよぉ…あちこち探し回ったんだぞ!」
&br;小狼「この気配…」
&br;桃矢「さくら?」
&br;桃矢「さくら!?どうしたんだ!おい!」
&br;さくら「あっ…?」
&br;苺鈴「な、なに!?」
&br;桃矢「あっ」
&br;さくら「あ、あ、あぁっ!」
&br;さくら「あっ!」
&br;ケルベロス「大丈夫か」
&br;さくら「ケロちゃん…」
&br;ケルベロス「正気に戻ったみたいやなぁ」
&br;さくら「ねぇ、これって夢の中?」
&br;魔道士「夢ではない」
&br;さくら・ケルベロス「はっ」
&br;♪水魔界
&br;魔道士「ここは、私が魔力で作った世界」
&br;ケルベロス「ええっ?」
&br;魔道士「なぜあいつではないのだ」
&br;ケルベロス「おまえは、さっきの本の!」
&br;魔道士「なぜおまえのような小娘がここへ来たのだ!」
&br;さくら「ああっ!」
&br;魔道士「答えよ!」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;さくら「うん!」
&br;さくら「フライ!」
&br;魔道士「クロウカード!」
&br;魔道士「なぜ、なぜおまえがクロウカードを持っている!」
&br;さくら「あっ!…」
&br;さくら「あの人、クロウカードのこと知ってるみたい!」
&br;ケルベロス「ああ…」
&br;ケルベロス「ああっ、さくら、前!」
&br;小狼「フリーズ!」
&br;魔道士「クロウカード!」
&br;さくら「李くん!」
&br;魔道士「おまえも…クロウカードを…」
&br;さくら「どうしてここに?」
&br;小狼「水に飲まれた後、気づいたらここにいた」
&br;さくら「じゃあ、あそこにいたみんな…」
&br;小狼「どこかにいるはずだ」
&br;さくら「はやく探さなきゃ…」
&br;魔道士「探さずともよい、おまえたちと共に取り込んだ者...
&br;小狼・さくら「あっ?」
&br;♪
&br;小狼・さくら「あっ!」
&br;魔道士「私はクロウ・リードを呼んだのだ。なのになぜ?」
&br;ケルベロス「あのねーちゃん、どっかで…」
&br;魔道士「クロウ・リードはどこだ」
&br;小狼「二手に分かれるぞ」
&br;さくら「え?」
&br;小狼「俺が奴の動きを止める。その隙におまえはみんなを...
&br;さくら「うん」
&br;魔道士「クロウリードはどこだ!」
&br;小狼「いくぞ!」
&br;さくら「はい!」
&br;♪拿出勇気
&br;小狼「ストーム!」
&br;魔道士「んあっ…あっ!」
&br;さくら「ソード!」
&br;さくら「えぇぃ!フライ!」
&br;さくら「ケロちゃん!」
&br;ケルベロス「ふぬぬぬ…」
&br;さくら(あっ…苺鈴ちゃん…おにいちゃん、……雪兎さん…)
&br;さくら(まっててください、すぐもどってきます)
&br;ケルベロス「さくら、はよう!」
&br;さくら「うん!」
&br;小狼「くそ、だめか!…あっ」
&br;ケルベロス「気づいたか、ともよ!」
&br;さくら「よかったぁ!」
&br;知世「わたし一体…ここは?」
&br;ケルベロス「とりあえず、説明はあとや」
&br;さくら「うん」
&br;♪憤怒的凶暴
&br;魔道士「貴様ら…許さん!」
&br;魔道士「許さん!」
&br;さくら「ケロちゃんはここにいて!」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;知世「さくらちゃん!」
&br;さくら「李くん!李くん!」
&br;さくら「李くん!返事して!」
&br;小狼「に、逃げろ!」
&br;小狼「逃げるんだ」
&br;さくら「えっ!」
&br;小狼「くるな!おまえたちだけでも逃げるんだ!」
&br;さくら「でも……ああっ!」
&br;小狼「上空は魔力が弱い、上に飛べば逃げれるはずだ」
&br;魔道士「黙れ!」
&br;小狼「だぁっ!」
&br;さくら「李くん!」
&br;魔道士「クロウ・リードが来ぬのであれば、そなたらの魔...
&br;魔道士「貴様も我が糧となるがよい!」
&br;ケルベロス「さくら!とりあえず逃げるんや!」
&br;小狼「にげ…ろ…」
&br;ケルベロス「このままやったら、みんな捕まってまう!」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;魔道士「おのれ!逃がさん!」
&br;ケルベロス「あれが出口や!」
&br;
&br;知世「さくらちゃん…」
&br;さくら「わたしのせいで…みんな…」
&br;ケルベロス「さくらのせいやない!わるいのはみんなあの...
&br;さくら「ほん…あの本!」
&br;ケルベロス「そういえば…」
&br;知世「本?」
&br;ケルベロス「ともよはわからんかったやろうけど、わいら...
&br;知世「じゃあ、その本があればみなさんを…、どんな本です...
&br;ケルベロス「たしか…こう、古うて妙な気配のする……気配が...
&br;さくら「ない…どこにもないよ…」
&br;ケルベロス「さくら…」
&br;さくら「李くん、苺鈴ちゃん…おにいちゃん……ゆきとさん…」
&br;ケルベロス「しっかりせぇ、とにかくなんとかしてあの女...
&br;ケルベロス「あーーーっ!あのおんな!おもいだしたぁ!」
&br;さくら・知世「え」
&br;店主「お客さんですか、少々お待ちください」
&br;知世「だれかきますわ」
&br;ケルベロス「とりあえず、ずらかるで」
&br;さくら「う、うん」
&br;店主「お客さん、日本の人?何ほしいか?…ぁ?」
&br;
&br;ケルベロス「あの女はな、昔ここ香港におった占い師のね...
&br;さくら「占い?」
&br;ケルベロス「せや、たしか水占い言うたかな。水面にいろ...
&br;ケルベロス「そこそこ評判もよかったらしいけど…」
&br;さくら「けど?」
&br;ケルベロス「ある日、クロウ・リードが現れた」
&br;♪
&br;ケルベロス「クロウは別に占い師やない、せやけど片手間...
&br;知世「まぁ…」
&br;ケルベロス「それからはことあるごとにクロウに戦いを挑...
&br;知世「でも、そんなに昔の方なら、既になくなっているの...
&br;ケルベロス「術や」
&br;さくら「術?」
&br;ケルベロス「死んだあともあの本に自分のおもいだけ移し...
&br;ケルベロス「あのねーちゃんよっぽどクロウのことうらん...
&br;さくら「ていうことは、術の目的って?」
&br;ケルベロス「クロウを本の中に封じ込めるつもりやったん...
&br;知世「それでクロウカードを持っているさくらちゃんが引...
&br;さくら「でも、どうしたらもう一度本の中に入れるんだろ...
&br;ケルベロス「うーん、あの手の空間には必ず出入り口があ...
&br;さくら「あの本ももうなくなっちゃったし…」
&br;さくら「本…」
&br;♪
&br;さくら「私知ってる…あの本の表紙」
&br;ケルベロス「えぇ?」
&br;さくら「あの女の人がいた場所…あの井戸だ」
&br;ケルベロス「さくら…なんかわかったんか?」
&br;さくら「うん!私入り口知ってるよ、昨日そこまで行って...
&br;知世「じゃあ、みなさんのところに行けますわね!」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「よっしゃぁ!カードキャプターさくらの出番...
&br;さくら「うん!」
&br;知世「では、さっそく着替えを」
&br;さくら「はうー」
&br;
&br;ケルベロス「ここか?」
&br;さくら「うん」
&br;ケルベロス「確かにびんびん気がつたわってきよる」
&br;さくら「あっ」
&br;ケルベロス「あああ…」
&br;♪
&br;知世「さくらちゃん」
&br;ケルベロス「これは結界や」
&br;さくら「結界?」
&br;ケルベロス「井戸のまわりに強力な結界がはられとる」
&br;知世「どうしたらいいんでしょう…」
&br;ケルベロス「くやしいが、今のわいらの力ではどうにもな...
&br;さくら「そんな…!」
&br;ケルベロス「あぁ?」
&br;知世「どうなさいました?」
&br;ケルベロス「誰かきよる」
&br;知世「こちらへ」
&br;ケルベロス「お、おう」
&br;さくら「李くんのお母さん!」
&br;李夜蘭「下がっていなさい」
&br;さくら「あの、どうして…」
&br;李夜蘭「小狼の気が途切れました」
&br;さくら「それは私が…」
&br;李夜蘭「いいえ、違います。ただ、あれの力が及ばなかっ...
&br;ケルベロス「ごっつい魔力や…」
&br;李夜蘭「行きなさい」
&br;さくら「は、はい!ともよちゃんはここにいて」
&br;知世「さくらちゃん! 気をつけてくださいね」
&br;さくら「うん!」
&br;さくら「この服、すごく動きやすいよ」
&br;知世「完全防水になっていますから、水の中でも大丈夫で...
&br;知世「さくらちゃん…」
&br;
&br;さくら「ここは?」
&br;ケルベロス「次元のトンネルや。まわりようみてみ」
&br;ケルベロス「いろんな空間と繋がっとる、ここで迷子にな...
&br;さくら「どうすればいいの?」
&br;ケルベロス「おもうんや!」
&br;さくら「えっ?」
&br;ケルベロス「さくらのつようおもう気持ちがあれば、そこ...
&br;さくら(みんなのところへ…!)
&br;ケルベロス「あれや!」
&br;さくら「ここじゃない…」
&br;さくら「どうしよう、違うところに出ちゃったみたい」
&br;ケルベロス「いや、この気配は」
&br;さくら「あっ!」
&br;♪黒闇的踉踪者
&br;ケルベロス「こっちや!」
&br;さくら「バードストリート」
&br;ケルベロス「どうやらいろんな空間がまざってもうとるみ...
&br;ケルベロス「いくで!」
&br;さくら「うん!」
&br;ケルベロス「気配がだんだん大きなっとる、近いで!」
&br;さくら「ここから気配がする」
&br;ケルベロス「あぁ…」
&br;ケルベロス「さくら」
&br;さくら「うん」
&br;
&br;♪最后的反撃
&br;魔道士「また貴様か。なぜ戻った」
&br;さくら「お願い!みんなを返して!」
&br;魔道士「返して欲しくば、クロウ・リードを連れてこい」
&br;ケルベロス「いくら連れてきたてもできへん!クロウはも...
&br;魔道士「ずっと、まっていたのだ」
&br;魔道士「クロウが来るのを、ずっと…」
&br;ケルベロス「人の話は最後まできけぃ!…ったく!」
&br;さくら「あの人…」
&br;ケルベロス「な、なんや?」
&br;さくら「ああっ!」
&br;さくら「みんな…」
&br;魔道士「これが最後だ。クロウ・リードはどこだ」
&br;ケルベロス「せやからクロウはもうおらへんちゅうとるや...
&br;魔道士「ならば、ここで朽ち果てるがよい!」
&br;
&br;魔道士「ここは…」
&br;ケルベロス「さくら!」
&br;さくら「うん!」
&br;♪開始反撃!
&br;さくら「闇の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ。契...
&br;さくら「フライ!」
&br;知世「さくらちゃん!」
&br;李夜蘭「きます」
&br;さくら「あの人は!?」
&br;ケルベロス「上や!」
&br;魔道士「ここはどこだ!クロウ・リードをどこへやった!」
&br;さくら「クロウさんはもう!」
&br;ケルベロス「さくら!にげてばっかりやったらどうにもな...
&br;さくら「でもみんなが!」
&br;ケルベロス「うわさくらぁぁーーーー!」
&br;
&br;魔道士「言え、クロウ・リードはどこにいる」
&br;さくら「クロウさんはもういないの」
&br;魔道士「うそをつけ!」
&br;さくら「ほんとうなの!ずっと前になくなってるの」
&br;魔道士「うそだ!」
&br;魔道士「あいつが死ぬはずがない…クロウ・リードが…クロ...
&br;さくら「ああっ!」
&br;魔道士「ずっとまっていたのだ…ずっと…」
&br;♪
&br;魔道士「私の全ての力で、クロウを呼び続けた」
&br;魔道士「何年かかっても、何十年かかっても…」
&br;
&br;♪魔術師的愛恋
&br;魔道士(このような物をもらういわれはない)
&br;クロウ・リード(今日は、あなたの誕生日でしたよね)
&br;クロウ・リード(それはあなたに差し上げたのです。不要...
&br;
&br;さくら(やっぱり…この人…)
&br;クロウ・リード(水は、流れゆくものですよ)
&br;さくら(水は、流れゆく…)
&br;さくら(あ、そうだ…)
&br;♪(さくらのテーマII)
&br;さくら「アロー!」
&br;
&br;魔道士「おのれ…」
&br;さくら「クロウさんのこと、ほんとうに好きだったんだね」
&br;さくら「つらいよね…大好きな人がいなくなるのは…つらい...
&br;魔道士「クロウ・リードは、ほんとうに死んだのか?」
&br;魔道士「ずっと、ずっとまっていたのに…」
&br;♪被泪水湿透的髪飾
&br;魔道士「長い間、ずっと」
&br;魔道士「会って、言いたいことがあったのに…」
&br;
&br;クロウ・リード(水は、流れゆくものですよ)
&br;さくら「あの声、クロウさんだったんだ…」
&br;さくら「李くん、苺鈴ちゃん…お兄ちゃん……雪兎さん…!」
&br;
&br;
&br;桃矢「父さんの土産、なにがいいと思う?」
&br;雪兎「うーん、お茶とかどうかな」
&br;桃矢「お茶?」
&br;知世「明日はもう、日本ですわね」
&br;さくら「うん」
&br;ケルベロス「なんやさんざんやったなぁ、特に昨日は」
&br;さくら「そんなことないよ、わたしもいいたいもん、自分...
&br;ケルベロス「あぁ?」
&br;さくら「あの人、クロウさんに言いたいことがあったんだ...
&br;
&br;♪遠いこの街で
&br;さくら「わたしはいつか、言えたらいいな」
&br;知世「また、香港に来られるといいですわね」
&br;さくら「うん!」
&br;
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はじめに
カードキャプターさくらとは?
CCさくら歴史年表
↑
作品
原作
アニメ
劇場版
劇場版2
アニメ(北米版)
↑
作中
登場人物
舞台
音楽
さくらの衣装
登場カード一覧
+
用語辞典
クロウカード
さくらカード
クリアカード
クロウカードの本
カードキャプター
レリーズ
封印の鍵
封印の杖
星の鍵
星の杖
最後の審判
月の鈴
↑
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書籍
映像メディア
音楽・ドラマCD
PCソフトウェア・ゲーム
その他
↑
関連
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大きなお友達
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マッドハウス
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幻の民放放送計画
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